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大城 堅一 院長

KENICHI OSHIRO

地域に暮らす患者さんを地域の中で診ていくために。医療・リハビリ・介護を通して人々の暮らしをサポート

大学卒業後、大学病院や関連病院で研鑽を積み、離島にて無医村での診療を経験。その後、在宅医療に携り、医療・介護の融合をめざして「大泉学園駅」近くに開業。

大城 堅一 院長

大城 堅一 院長

ねりま西クリニック

練馬区/大泉町/大泉学園駅

  • ●整形外科
  • ●内科
  • ●皮膚科
  • ●リハビリテーション科
  • ●リウマチ科
  • ●循環器内科
  • ●呼吸器内科
  • ●訪問診療

先進医療・離島医療・在宅医療――さまざまな医療の形を経験して今がある

大城 堅一 院長

私は沖縄の出身なのですが、ご存知のように沖縄は本島を中心に小さな島々で構成されています。子どもの頃に医師のいない「無医村」があることを知り、そうした地域に暮らす人々の役に立ちたいという気持ちが医療を志す最初のきっかけでした。当時はまだ漠然とではありましたが、「無医村に暮らす人々のために」という想いが今につながる原点だったように思います。
大学卒業後は大学病院や関連病院で経験を積み、医師になるきっかけをくれた無医村での診療にも携わりました。都市部で行われている先進医療に対して、医療資源の乏しい離島の医療はまさに人々の生活に密着した医療です。地域に根づいた医療に携わったこと、離島に暮らす人々の想いに触れたことは、診療をしていくうえでの大きな財産となっています。さらに、外来診療に加えて在宅医療を経験したことによって自分が理想とする医療の形を見つけることができました。

外来・在宅・介護を通して地域住民の暮らしをサポート

大城 堅一 院長

大学病院で行われる先進医療やへき地医療、さらに在宅医療に携わった経験を踏まえて『ねりま西クリニック』を開設したのは2011年でした。当院の外来は内科・整形外科・リウマチ科・皮膚科を標榜しておりますが、在宅診療部には常勤、非常勤合わせて20人以上の医師がおり、内科、外科、整形外科、皮膚科、耳鼻科、眼科など多くの専門医が日々の診療にあたっています。このクリックで対応できるものであれば責任をもって治療にあたり、より高度な医療が必要と判断した場合には大学病院などへスムーズにご紹介いたします。外来・在宅医療から介護までをトータルにご提供することにより、地域のみなさまが毎日を笑顔で過ごせるようにサポートしていきたいと考えています。
在宅医療では24時間・365日いつでも患者さんの元へ伺える体制を整えています。症状によっては「お薬を飲んで様子を見ていれば大丈夫」といったケースもあるのですが、患者さんやご家族から連絡が入った場合にはすぐに駆けつけることを大事にしています。何かあったときに連絡すれば「必ず来てくれる」ということが分かれば。患者さんやご家族に安心感をもたらすと思いますし、私たちとの間に確かな信頼関係が育まれるものと考えているからです。

患者さんとご家族に寄り添いながら大学病院レベルの在宅医療を目指す

大城 堅一 院長

外来でも在宅でも私たちの診療スタンスに大きな違いはありません。クリニックを開設した当初は在宅でできることに制限がありましたけれど、今は医療機器も進化しているためクリニックで行うのと同じような診察や検査が可能になっています。たとえば以前はレントゲン撮影をするにしても、重い機材を運んで時間をかけてセッティングをして……と大変な思いをしましたけれど、軽量化・デジタル化が進んだ今は撮影したその場で画像を確認できるまでになりました。今後はますます医学も医療機器も進化していくと思いますので、いつか大学病院と同等レベルの在宅医療が実現するのではないかと期待しています(笑)。
在宅医療の現場では、医療的な判断に加えて患者さんやご家族のお気持ちに寄り添う姿勢も大事になります。患者さんがご自宅でどんなふうに過ごしたいと思っているのか、ご家族はどのような治療を望まれているのか。みなさんそれぞれに生活スタイルや価値観が異なりますので、ご家庭の事情に沿うような形でサポートしていく必要があるでしょう。私たちは決して押し付けるのではなく、患者さんやご家族とご一緒に考えながら、日々の生活がより有意義なものになるようにお手伝いしていきたいと思います。

地域に暮らす患者さんを地域の中で診ていくために

私たち医師の大きな役割は、患者さんを診ることであり病気を治すことです。一方で開業医の立場としては、地域にお住まいの方々の暮らしを支えていくことも大事な役割だと考えています。ご高齢の患者さんを在宅で診ていくというのはもちろんのこと、必要なときに必要な医療が受けられるように、地域のみなさまが安心して生活できるような医療ネットワークを構築する必要性を感じています。
現在でも入院加療が必要な患者さんがいらっしゃる場合に「ベッドが空いていない」などの理由で諦めなければならないケースがあります。こうした状況を打破するとともに医療の質をさらに向上させるためには、これまで以上に地域の医療連携を密にしていく必要があるでしょう。また入院された患者さんが退院後も安心して生活できるように、医療と介護をシームレスに提供できるシステムを作り上げなければいけないと考えています。

これから受診される患者さんへ

『ねりま西クリニック』では地域包括システムの一環として「地域医療相談窓口」を設けています。当法人はこのクリニックを中心に、訪問看護や通所リハビリといった機能も有しています。そのため医療だけ、介護だけではなくより幅広い視点で考え、患者さんやご家族が抱える問題を解決するお手伝いができるでしょう。医療・リハビリ・介護をトータルにご提供できる体制を整えておりますので、何かお困りのときにはいつでもご相談いただきたいと思います。私たちは地域のみなさまが住み慣れた場所でいつまでも安心して暮らせるように、精一杯のサポートをさせていただきます。

※上記記事は2022.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

大城 堅一 院長 MEMO

整形外科専門医 /リウマチ専門医

  • 出身地:沖縄県
  • 趣味・特技:ジョギング
  • 好きな本:ハードボイルド
  • 好きな映画:SF映画
  • 好きな言葉:愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
  • 好きな音楽:80’s洋楽
  • 好きな場所:駒沢公園

大城 堅一 院長から聞いた
『廃用症候群』

バランスのよい食事と適度な運動に加えて、心が躍る「生きがい」を見つけてほしい

廃用症候群とは、筋力が衰えるのにしたがって全身の機能が低下した状態のことをいいます。
何らかの病気によって長期にわたり安静状態にあった場合に筋肉量や体の機能が低下して生じるもので、高齢の方に多くみられるのが特徴です。
人間の筋肉量は20歳頃をピークに徐々に低下するとされ、70歳ではピーク時の約半分になるといわれます。筋力が低下するのは当たり前のことと言えますが、放っておくと歩行が困難になって転倒や骨折のリスクが高まったり、嚥下(ものを飲み込むこと)機能が低下して誤嚥性肺炎を起こしたりします。いずれの場合も入院が長引けば寝たきり状態になる恐れがあるため注意が必要です。

廃用症候群は高齢者が「要介護」となる大きな要因となっていますが、今のところ効果的な治療法は確立されていません。そのため何よりも大切になるのは、廃用症候群にならないため予防対策です。毎日の食事でたんぱく質をはじめとした栄養をバランスよく取ること、適度な運動を心がけること、さらに日々の暮らしが楽しくなるような「生きがい」を見つけるといいでしょう。

グラフで見る『大城 堅一 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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