石塚 亨 院長への独自インタビュー

父がきっかけになり、自らの適正を考えて選んだ道

父が内科・小児科の医師であったことが、医療の道に進むきっかけになったのだと思います。それに加えて、私は小さい頃から細かい作業をすることが好きだったので、「向いてるかもしれない」と考えました。
1993年に『石塚歯科』を開院し、2015年11月にリニューアルオープンを迎えました。開院当初は父が1階、私は2階で患者さんを診る形でしたが、階段があるので老人や障害者の患者さんは大変だったんです。2015年から１階になり、車イスの方もご利用しやすくなりました。院内はバリアフリーになっており、診療台の横まで車イスで移動出来るので、負担を掛けることもありません。今の時代、またこの地域で歯科医療をおこなうには、必要不可欠な体制と言えるでしょう。

お子さんの患者さんが多いのが当院の特徴

当院は子供の患者さんが非常に多いです。患者さんのおおよそ3分の1がお子さんではないでしょうか。
小さな子供を診る際に大事なことは、順番を決して間違えないこと。例えば、虫歯だったとしても、知らない場所に来て、いきなり注射をされ、いきなりガリガリ削られてしまったら、「もう二度と行きたくない」となるのは当たり前です。ですから、ここではまず雰囲気に馴染んでもらうことから始めていきます。椅子に座って話して終わりということもありますし、遊んで帰ってもらうくらいでちょうどいいのです。それを理解していただいているからこそ、多くのお子さんにいらしていただけているのだと思いますね。院内のユニットの前には42インチのテレビがあり、アンパンマンやニモやドラえもんのビデオが常に流れています。
実際の治療では、痛みを少なくする工夫をしています。たとえば表面麻酔がそうですし、音楽が鳴る電動麻酔器なんていうものもあります。音楽が鳴るとそちらに気がとられるものですから、緊張を感じることなく麻酔がおこなえるのです。
治療が終了したお子さんには、ご褒美として“消しゴム”をプレゼントしています。「歯医者さんに来るのは楽しい！」と言ってもらえるようにしていきたいですし、そのためには、治療の順番を間違えないことが大切だということですね。

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